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【大戰】「バターン死の行進」への疑義、ユダヤ人団体が抗議
■死の行進歪曲と文春に抗議 生き残りの米国男性ら日本軍が捕虜米兵らを炎天下歩かせた「バターン死の行進」についての月刊「文芸春秋」の記事が「歴史を誤って伝えるものだ」として、ユダヤ人人権団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」(本部・米ロサンゼルス)は13日、当地で抗議の記者会見を開き、文春側に元捕虜らへの謝罪を求めた。
記事は、同誌の昨年12月号に掲載された「『バターン死の行進』女一人で踏破」。ジャーナリストの笹幸恵さんが、フィリピンで行進のルートを4日間かけてたどり、「栄養失調気味の私ですら踏破できた」と報告。「日本軍による組織的残虐行為」との批判に、疑問を投げかけた。
行進を体験した元米兵でアリゾナ州立大名誉教授のレスター・テニーさん(86)は、文春側に抗議文を送付。会見で、「水や食事をきちんととって歩いた彼女の行程は、当時の状況とかけ離れている」と批判した。
同誌編集部は「抗議文などを見ておらず、現段階ではコメントできない」としている。
同センターは1995年、文芸春秋社の月刊誌「マルコポーロ」の「ナチスのガス室はなかった」とする記事に抗議し、同誌は廃刊になった経緯がある。
第2次大戦中フィリピンで起きた「バターン死の行進」で生き残った退役軍人の米国男性が13日、ロサンゼルスで記者会見し、月刊誌「文芸春秋」が2005年12月号で掲載した同行進についての検証記事に対し「事実を著しく歪曲(わいきょく)している」として抗議、同誌に謝罪を求める手紙を送ったことを明らかにした。
同誌を出版する文芸春秋社長室は14日、「いまだ書面が届いていないのでコメントはできません」としている。
「死の行進」では旧日本軍の捕虜となった米兵やフィリピン人住民が1942年4月、約100キロの行進をさせられ、多数が死亡したとされる。
記事では、ジャーナリスト笹幸恵氏が昨年10月にほぼ同じ行程を実際に歩いた。たまたま体調不良で炎天下、4日間歩き続けたが、「この距離を歩いただけでは人は死なない」「(旧日本軍の)組織的な虐待という指弾はあたらない」などと結論付けた。

かつての『マルコポーロ』の瓦斯室を巡る議論の騒動のときも、是非を問うことなく雑誌そのものが廃刊になってます。
今回も事実の再考察無しに相当な圧力をかけてきそうです。
■1942年のバターン死の行進の後で製造された米国の反日プロパガンダポスター・新聞切り抜きの訳
新聞:「フィリピンで日軍の拷問によって5200人の米兵捕虜殺害、無慈悲な『死の行進』」
ポスターの訳:お前はどうするのかい。人殺しのジャップを全滅する迄、油断無く戦え!
【関連リンク】
▼バターン死の行進 - Wikipedia(改定履歴)
【関連文献】
コメント
wikiにもあるとおり
“装備を背負って”つき合ってるんですけどね。
そういえば捕虜の食事にゴボウが入ってたら終戦後
木の根を食わせた!虐待だ!って話もありましたっけ…。
しかしユダヤ系か…ユダヤ人もやってる事朝鮮民族と紙一重だからなぁ…
違いはquietかnoisyか。
騒げばいいという物ではありませんから。
正にその通りですね。
バターンでは行進させたこと自体が虐待だとは考えられない。日本兵が同行してるのですからね。ただ、病気に罹った捕虜が道中で死んだり、一部の参謀が「捕虜は片付けてしまえ」と勝手に命令して回ったという話もありますから、それは問題になるんでしょうね。
炎天下で4日間食料も水もなく歩かされれば死ぬでしょう。
>>武具スキーさん
同行した日本軍だって楽な状況では全く無かったという点が加味されていないのが問題です。
>>youさん
粘着っぷりはそっくりです。
>>煬帝さん
いずれにせよ、「死の行進」などと命名されるようなことではないですよね。
>>のとさん
重要なのは死んだかどうかではなく、戰爭犯罪としての意図的な虐殺があったかどうかということです。
意見〔少し長いけど〕
行軍の過程で起きた、暴行や食料の欠乏のひどさについて文句を言ってるわけでしょ。
無論、「死の行進」がアメリカ側のプロパガンタとなったのも事実。
この問題が、単なる日本軍の残虐性の表れという文脈でしか語られないのも事実。
だから、日本側として、死の行進が起きた客観的な要因を明らかにしていく必要があるは確か。
文春の記事もそういう目的だとは思うけど、いかんせん、記事の内容が稚拙だった。アメリカ側の反論には、勝てないよ、あの記事じゃ。だって、印象論にちかい内容なんだもん。
そもそも、同じ行程を歩いただけじゃ、何の検証にならんって。
やっぱり、あれだな、死の行進に限らないけど、こういう問題で、外国人が責めてくるときは、まずは日本人としての「反省」(この表現が妥当かは分からんが)を示した上で、問題の客観的な要因や背景を持ち出して、「言い訳」をするというのが、妥当な方法じゃないの。
最近では、「捏造」とか「フィクション」とかいうのがはやってるけど、そんな完全否定じゃ、だめなんだよ。こういうのは、結局、国内でしか通用しないんだよね。外国に対してぜんぜん説得的じゃない。
花も嵐も踏み越えて。。。
捕虜が日本軍の二倍以上いる状態で日本軍が捕虜全員を食べさせることができるほどの食料を持っていたとは考えられないでしょ。
鉄道も無い土地で一刻も早く食料を確保して捕虜を管理できるキャンプに移動させなければならない状態だったら選択の余地がないと思うけど。
人間は一週間も食料がなければ死ぬんだから、多少乱暴でも移動させるしかなかったのではないかな?
他にどんな方法がある?
最近機会があり、レスター・テニー氏の今回の抗議内容や、その他のテニー氏の主張や活動などを調べてみましたが、テニー氏の方がずっと妥当と判断するしかありませんでした。
無論問題記事や、デニー氏の抗議内容も、元の文章を読んだ上で。
今回のテニー氏の主張というのは、多くがマラリア感染、感染していなくても二ヶ月の食料不足の防衛戦で衰弱という状態だった兵士たちを、四日食事不足で下痢気味というだけのコンディションと同一視して、「いわれるほど大した事はなかった(揚げ足取りでなく明らかにメインの主張)」と書いたこと。
怒るのは当然でしょう。それに、バターンの米兵だけでなく、同じ状況で苦しんだ日本兵への侮辱でもあります。
それにデニー氏の他での公演内容をみても、バターンで日本軍が意図的に虐殺をしたという主張には全くくみしていません。予定外の大量捕虜とか、日本軍の食料や機械化装備の不足など理解していますし、日本軍兵士の捕虜の扱いの悪さも外国人捕虜を扱う教育を受けていなかったためと理解してます。バターンの行進の結果自体は不可抗力で、日米関係なく戦争自体が悪いと。
デニー氏が、明確な責任があると主張しているのは、この後自分たち捕虜が日本の炭鉱で強制労働させられたことで、こちらへの訴訟をしている。
というか、元の記事と抗議内容、ちゃんと読んだ上で判断している人は何割いるのです?
元の文春の記事が「バターンの行進は実際に歩いたり、当時の記者などの談話を見たりするとそれほど過酷ではなかった」という内容。
それに対して抗議の内容は「実際の健康状態などずっと劣悪だし、日本軍兵士も厳しい。また、日本側の記者の話だけ信用し捕虜自身の証言は信用できないとしたりする不公平な証拠の検証もおかしい」と、行進の過酷さの見積もりが甘すぎることへの抗議。
問題の抗議内容は、日本軍の意図的虐殺とか、責任問題とかは問題にしていないのに、なぜかこの抗議に反対する人の多くは「あの行進は日本軍の状況的に不可抗力だ」と、見当違いな事をいう。
たとえば、気候と運営の意図的でない不手際で熱中症患者が沢山でて「あの時は熱くて死にそうだったし運営も悪かった」と言われているマラソン大会に、再現と称してずっと甘い条件で走って「大した事はなかった」「運営の不手際はデマじゃないの?」と書いた記事に、「そのようないいかげんな検証で、当時の状況を誇張扱いするのは、侮辱的だ」という抗議があったとしましょうよ。
その抗議に、「運営の不手際は事故だったんだ」「運営側も苦労していたんだ」と反論しても、ポイントはあからさまにすれてるでしょう?抗議はあくまで「死ぬようなコンディションだった」「現地の運営は劣悪だった」という結果的事実だけを問題にしているのですから。
外国人に「バターンの行進の事実を検証しろ」というなら、問題になった記事や抗議文の内容の事実確認もきっちりする必要がありますね。
今回の場合、文春の記事の事実検証や、抗議文への的外れな反論の方に、明らかな問題がありますわな。
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連合は車などの機械での移動が主体
だから、旧日本軍じゃ歩くのはいつものことだ・・・って思うかもしれないけど連合から見ると捕虜虐待に思えるのかなぁ
インパール作戦では撤退時はほぼ飲まず食わずで徒歩で500キロも旧日本軍は歩いたしどっちかと言うと可哀そうなのは旧日本軍の歩兵かなぁ・・ あ、横道に反れましたね。すいません^^;